2009GW旅行 2日目 その１

なぜか6:00に目が覚める。とりあえずパソコンの電源を入れてしまうのは、もはや習性としかいいようがない。


ネットのチェックやら本を読んだりしているうちに7時を回ったので、階下の食堂にて朝食。
バイキング形式でもない、和食の、ごくごく普通の料理。取り立てておいしいわけでもなく、これにお金を出すくらいなら、駅弁買って、車内で食べた方がいい。

ホテルをチェックアウトし彦根駅へ。
まずは今日の最大の目的地である比叡山を目指す。
彦根からは東海道本線で京都の一歩手前である山科へ移動し、そこで湖西線に乗り換える事になる。
湖西線に入って数駅目の比叡山坂本駅で下車。連休中の観光地だから、さぞかしたくさん人が降りるだろうと思っていたが、降りたのはせいぜい20数名程度か。
そもそも、山科で乗り換えた時点でそれほど人が乗っていなかったし、駅自体も、いわゆる観光地の最寄り駅である割りには小さく、すべてにおいて肩すかしの感は否めない。
ひょっとしたら京阪坂本駅を利用する人が多いのかもしれないが…。

改札を出てすぐに、荷物をコインロッカーに入れ、駅前のロータリから出ているバスに乗り、ケーブル坂本駅へと向かう。

バスで10分程度揺られて、ケーブル坂本駅に到着。時間は9:30頃だろうか。通常は30分おきに発車しているケーブルカーも、連休中である今日は15分おきのダイヤになっている。到着後人息つく間もなく、往復チケットを買って改札の列に並ぶ。

発車5分前から改札が始まる。前の人の動きに合わせて進み、ホームにてケーブルカーの到着を待つ。


上の方からゆっくりと真っ赤なケーブルカーが降りてくる。


中には誰も乗っていない。まだ時間が早いからだろう、上から降りる人はいないようだ。

ホームに到着後、前の人に続いて乗車。後ろから3列目の席に座る。座席の方向は、下り側を向いているので、ちょうど進行方向とは逆向きに座ることになる。

ゴトッと音がして、ケーブルカーが動き出す。車内のアナウンスを聞きながら、周りの景色に目をやる。
ケーブルカーの後方（つまりは、座った向きからいうと正面）の木々の間から、琵琶湖が見える。晴れてはいるものの、少しもやっているせいか、はっきりとその全景が見えるわけではなく、一部しか見ることができない。それでも、その広さ、雄大さの一端を見てとることができる。


10分ほどして、ケーブル延暦寺駅に到着。
駅前の案内板で全体図を確認。延暦寺は、東塔、西塔、塩川の３箇所に分かれていて、それぞれの間が結構離れているようで、３箇所を結ぶシャトルバスがあるようだ。
全部を見て回ってもいいのだけど、かなりの時間を要すると思われる。おそらく全部まわりきるのは、既に夕方になっているだろう。
それはそれでいいのだけど、今回、琵琶湖一周という別の目的があるものだから、その上で、夕方までに岐阜に着こうとしていることを考えると、昼過ぎには山を下りて、湖西線に乗りたいところ。
今回は３箇所全部をまわるのは諦めて、３箇所のうち、メインエリアと思しき東塔エリアだけをまわることにする。