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このミスと本ミス [ミステリー]

「このミステリーがスゴイ!2009年版」
「本格ミステリベスト10 2009年版」

を買いました。
今年もこの季節になったのですね、としみじみ。

それぞれにランキングされた40数作品中、今年読んだのはなんとたった1冊だけ。
いくら積読がたまっているとはいえ、いくらハードカバーを買う余裕がないとはいえ、これでは到底ミステリファンとは言えないですね…。
ということで、反省して、「造花の蜜」(連城三紀彦)を読み始めました。
現在、ちょうど半分あたりにさしかかった頃。
序盤から、あちらこちらに謎をちりばめ、思わせぶりをさんざん振りまきながら、話が進みます。
明日、明後日には読み終われるんじゃないかと思いますが、果たして?

続いては「瀕死の王 青銅の悲劇」(笠井潔)、「ガリレオの苦悩」(東野圭吾)、「狐火の家」(貴志祐介)と読む予定。

未購読で気になるランク入り作品は、

「完全恋愛」(牧薩次)
「しらみつぶしの時計」(法月綸太郎)
「妃は船を沈める」「火村英生に捧げる犯罪」(有栖川有栖)
「腕抜探偵 残業中」(西澤保彦)
「君の望む死に方」(石持浅海)
「ラットマン」「カラスの親指」(道夫秀介)
「山魔の如き嗤うもの」(三津田信三)
「ゴールデンスランバー」(伊坂幸太郎)

あたりでしょうか。たくさんあるな…。
伊坂幸太郎氏の諸作については、まだ一冊も読んだことがないので、それから読もうかと思っていますが、そんなことをしていると、いつ読めるのかわかったもんじゃないですね。

しかし、こうしてみると、ベテラン勢から新鋭まで、まんべんなく作品が発表された、稀な年だったのですね。
綾辻行人、我孫子武丸、歌野晶午、京極夏彦あたりの名前が出てこないのが非常に残念です…。

元講談社文芸局第三出版部長の宇山日出臣さん死去 [ミステリー]

元講談社文芸局第三出版部長の宇山日出臣さん死去 - おくやみ


この人がいなければ、今のミステリの隆盛は無かったはずで、大功労者といっても良いはず。

それにしても62歳って、若すぎるよ。

 

合掌…。


邪魅の雫 完成? [ミステリー]

http://shop.kodansha.jp/bc/books/kyogoku/

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

のか?

なにせ、一年前に講談社の公式WEBで発売日を発表したあとに、「やっぱり出ません。ごめんなさい」ってことをやらかしているからなあ。
実物を手に取るまでは、喜べないぞ。


祝!『容疑者Xの献身』 五冠達成 [ミステリー]

http://honkaku.com/
http://honkaku.com/award/award.html

ということで、第5回本格ミステリ大賞が決まりました。
昨年のミステリ関係の主要3賞を独占し、かつ、直木賞まで取った“四冠”作品に、また一つ肩書きが増えました。
(参考:http://blog.so-net.ne.jp/neppie/2006-01-17)

願わくば、日本推理作家協会賞も受賞してくれればと思うのですが、東野氏の場合、すでに「
秘密」で受賞しているので、もう無理なんだよなあ。
それが残念と言えば、残念だ。


びっくり館の殺人 [ミステリー]

びっくり館の殺人

びっくり館の殺人

  • 作者: 綾辻 行人
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2006/03
  • メディア: 単行本

暗黒館の殺人 (上)』以来の、館シリーズ第8作。
『暗黒館~』が出るまでにだいぶ待ったので、次に館シリーズが出るのは何年後のことになるやらと思ったが、意外と早く出ました。
でも、これまで同シリーズを出してきた講談社ノベルスとしてではなく、少年少女向け叢書である講談社ミステリーランドとしての出版。

ミステリというより、ホラーあるいはサスペンスに近いかな。
ひねりのようなモノはあまりなく、まっすぐな一本道をたどる感じ。
「密室殺人」の推理やら謎解きについては、プロットの関係であまり書きこめなかったんだろうけど、それなら、視点をちょっと変えればどうにかなったのかもしれない。
館シリーズとしては、ちょっと物足りなさを感じる。

少年少女向けということを考えれば仕方のないことかもしれないけれど、なんというんだろう、いまいち「館」としての魅力に欠けるんだよね。
「十角形の館」「内部が迷路になっている館」「時計塔のある館」…どれも、「ああ、こんな感じの館なのかなあ」と何となくではあるけれどイメージできるんだけど、「びっくり館」て、それが出来ないのよね。
イメージできないから、単なる普通の「屋敷」としてしか思い浮かべられないし、魅力もあまり感じられない。
もちろん、私の想像力不足だといわれれば、そうなのだろうな。

ただ、ノンシリーズものとして書かれていれば、いいかなと思える。
少年少女達も、多少はトラウマになっちゃう子も出るでしょうから、ある程度作者の狙いは達成できているのかなとも思う。
少年少女向けの割に、表現が少し堅いところもあるのは、中途半端な面も感じちゃうけれど。

ま、今作の最大の見所は「鬼面館」らしき館についての記述がされていることくらいかな。
これが次の館になるんだよね?ね?ね?


びっくり館と怪盗グリフィン [ミステリー]

びっくり館の殺人

びっくり館の殺人

  • 作者: 綾辻 行人
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2006/03
  • メディア: 単行本


怪盗グリフィン、絶体絶命

怪盗グリフィン、絶体絶命

  • 作者: 法月 綸太郎
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2006/03
  • メディア: 単行本

つーことで、買いました。
講談社ミステリーランドの新刊。この二人だけは外すわけにはいかんでしょう。
ついでに、サイン会の整理券もゲット。


今年度最後の(?)TRCIK+TRAP [ミステリー]

三鷹へ足をのばしたついでに、吉祥寺のTRICK+TRAPへ行ってみようかと思い、同行の友人に「吉祥寺にミステリ専門書店があるんだけど…」と持ちかけてみた。
「行こう!」と即答が返ってきた。そういや、この友人もミステリが好きだったことを思い出した。ただし、海外古典が中心で最近の日本の作品はよく知らないらしい…。

JRで一駅。吉祥寺駅の周辺で軽く昼食をとった後、店の方へ。
今月一杯で沖縄へ帰ることを考えると、TRICK+TRAPへ行けるのも、今年度は今日が最後かなあと感慨にふけりながら歩を進める。

店まで案内した後は、私が説明することなんてほとんど無い。
私よりも友人の方がよほど読書量が多く、「あ、これ面白いよね」「これ、懐かしいなあ」「それ、買おうと思っているんだったら、持っているからあげるよ」なんて言われるくらい。
まあ、確かに、友人は私がほとんど読んでいない海外古典が専門なのだから、仕方ないのだが。逆に私の方から国内作家で面白い作品を薦めれば良いだけの話だし。

お互いしばらく別々に本を見繕い、結局友人が2冊、私が3冊を購入。
購入時に、戸川さんに、今日発売の講談社ミステリーランドの新刊2冊「びっくり館の殺人」と「怪盗グリフィン、絶体絶命」の入荷時期について聞いてみたところ、
「今度やるサイン会に必要な部数が決まり次第入荷するので、最終週になると思います」
とのこと。
帰沖の日程の関係上、綾辻、法月両氏のサイン会@TRICK+TRAPには行けないので、せめてこちらで買っていこうかと思っていただけに、ちょっと悔しい。

「よろしければ、サインして郵送することも出来ますけれど」
という戸川さんのお心遣いが非常に嬉しかったけど、そこまでして頂くのは申し訳ない気がして、丁重にお断りする。
その代わりといってはなんだけれど、4月1日の紀伊國屋書店(綾辻さん)と4月2日のジュンク堂(法月さん)でのサイン会に行ってみるつもり。
こちらはTRICK+TRAPよりも、それぞれ一日早く開かれるので、何とか参加できる日程でもあるし。

購入した本と、購入時に一緒にもらった2個目の骸骨人形v(^^)を手にして店を出る。(ちなみに1個目はこの時にもらいました。)
友人は、この骸骨人形が偉く気に入ったらしく、駅へ向かう道すがら「イナバウアー(w」などといって遊んでたりする。
気に入ったのは人形だけじゃなくて、TRICK+TRAPの方も気に入ってくれたようで「ああいう場所にいると、何時間も本読んじゃうよねー」とのこと。
いやはや、案内した甲斐がありましたよ、ホントに。


新装開店 TRICK+TRAP [ミステリー]

一週遅れたけど、新装開店の「TRICK+TRAP」に行ってきました。
店内の棚の配置はあまり換わっていませんでしたが、左側が国内作品、右側が主に海外作品と別れていたのが、ポイントでしょうか。
品揃えも更に増えたようで、ますます選ぶのに苦労しそうです。
ただ、ノベルス系があまり無かったような気がするのは思い違いでしょうか。
ハードカバーや文庫が、それを補ってあまりある品揃えなので、それほど気にはなりませんが。

お金があるならば、棚の一列を買い占める「大人買い」をしてみたいところですが、現在の経済状況を考えると、さすがにそれはちょっと無理そう。

どれにしようかしばらく迷い、手に取ったのは「空白の殺意」。
今月の新刊と言うことをすっかり忘れていたので、ちょうどいいなと思いレジへ。

レジの横にはなぜかコーヒーメーカー。ひょっとして、窓際のソファに座って、コーヒーでも読んでゆっくりしていっても良いということなんでしょうか。
もしそうなら…すごいぞ、これは。まさに至福のひとときが楽しめるというものですなあ。

TRICK+TRAPオリジナルのブックカバーを掛けてもらい本を受け取ると、

「お好きでしたら、これをどうぞ」

と、渡されたのが、これ↓

「パン屋のないベイカーストリート」でも触れられていた、折原一先生寄贈(?)の骸骨人形ではないですか。
ありがたく頂くことにして、店を後にしました。

本当は毎週行きたいところだけど、残り一ヶ月ちょっとの東京生活で、既に週末の予定が大抵埋まっているし…。
あと何度TRICK+TRAPに行けるかなあ。


「びっくり館の殺人」 by 綾辻行人 [ミステリー]

2月11日の新聞各紙朝刊の広告にて発表済みですが、改めて。

講談社ミステリーランドの3月の新刊として、表記の「びっくり館の殺人」(綾辻行人)「怪盗グリフィン、絶体絶命」(法月綸太郎)が発売予定とのこと。
綾辻、法月、両氏の新刊は、2004年の「暗黒館の殺人 (上)(下)」、「生首に聞いてみろ」以来。
どちらも、2004年9月発売だから、ちょうど一年半ぶりということになる。
それまでの間隔があまりに開きすぎていたことを考えると、この一年半はずいぶんと短く感じられるわけで、「今度新作が読めるのは何年後になるやら」と心配していた、一ファンとしては嬉しい限り。
しかも、綾辻氏の新刊は、館シリーズの第八弾ということになっているのだから、尚更。
まあ、館の名前が「びっくり館」って、かなりアレなわけで、出版されること自体もびっくりだが、そのタイトルもびっくりなわけで、素直に喜べないような向きもあるけれども…。

ところで、今回「びっくり館の殺人」が発売されるレーベルが、これまでの講談社ノベルスから、講談社ミステリーランドに変わっている。
講談社ミステリーランドって、基本的に子供向けの作品という位置づけ(つまりジュブナイル)になっているので、中身はそれほど凝っていないんだろうけど、

「小学六年の僕を読者に想定して書いている。少年少女にトラウマになるようなものを贈りたい」

てな事も言っているようなので、どうなるやら。
つーか、これまでの館シリーズのお約束通り、叙述トリック(一応反転させておく)がメインなら、初めてこのトリックを体験するであろう少年少女達は、多少なりともトラウマにはなるよなあと。

ともかく、講談社ミステリーランドの新刊「びっくり館の殺人」、発売予定は3月18日
気づけば、あと、ちょうど一ヶ月。
その日を心して待とう。


祝!『容疑者Xの献身』直木賞受賞 [ミステリー]

http://www.bunshun.co.jp/
http://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20060117i315.htm
http://www.nikkei.co.jp/news/main/im20060117AS1G1703O17012006.html
http://www.asahi.com/culture/update/0117/021.html
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20060118k0000m040078000c.html

いやー、よかったよかった。
ようやく、東野氏、直木賞受賞ですよ。
過去に直木賞候補に上ること5回。「いいかげん、とらせてやれよ、選考委員さんよ」と思ってましたが、ついに、ですな。
まずは、おめでとうございます。

しかしまあ、この『容疑者Xの献身』という作品は、すごい。
何がすごいって、

「週間文春ミステリーベスト10 2005」 第1位
「このミステリーがすごい!2006年度版」 第1位
「2006本格ミステリベスト10」 第1位

と、昨年のミステリ関連ランキング3つを制覇。いわゆる三冠達成というやつである。
無敗の三冠馬ディープインパクトが生まれた年に、ミステリ三冠作品が登場したというのも何かの縁だろうか(←関係ないがな!)

で、今回の直木賞とあわせて四冠。もうね見事としか言いようがない。
さらにいうなら、本格ミステリ作家クラブによって選出される、近く決まるであろう「本格ミステリ大賞」においても、大賞の有力候補。
これも取ると、五冠達成。まさに空前絶後。
こういう作品は、後にも先にもおそらく出てこないでしょうなあ。

とりあえずは、東野氏の直木賞受賞を祝して、次は『白夜行』でも読むことにしよう。


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