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書店激戦始まる? [雑感]

書店業界激戦の様相 大型店、那覇に相次ぎ


昨日、近くを通りましたが、外装はほぼ終了したようで、この記事の写真にあるような足場は取り払われていました。
中では、すでに本の陳列もはじまっているんですね~。開店が待ち遠しいです。
ジュンク堂が入ってきたことで、少し書店業界が活性化しているようですが、激戦と言うほどではないかな。
一時期の、東京における大型書店乱立と言うほどではないでしょう。
(東京と比べるのは間違いだとは承知の上ですが(^^;;;)

さて、この記事で気になったのがいくつかあったので、いちいち突っ込みを入れていきたいと思います。


まずは、宮脇書店について。
>那覇市前島の複合施設「とまりん」に県内15店目の「とまりん本店」を21日開店する。

ということですが、数年前にもここに宮脇書店が入っていたはずで、確か当時の那覇防衛施設局が、とまりんに移ってくるので、宮脇書店が出て行ったのだと記憶しています。
今回はいわば出戻りみたいな感じになるんでしょうが、正直言って、あの場所で、大丈夫なのだろうか、という気がします。


次に、球陽堂の店長さんが
>専門書を縮小して一般書を増やすなど、差別化を図る

と仰っていますが、どれだけ一般書を増やしたところで、ジュンク堂の多さにはかなわないと思いますよ。
地元書店の強みを生かすのであれば、つながりの強い地元出版社が出している書籍を、豊富に取りそろえた方が差別化が図られると思うのですが。


それと
>小橋川理事長は「町の本屋が廃業になれば、車のない子どもやお年寄りはどこで本を買えばいいのか」

指摘しているとのことですが、逆ではないでしょうか。
町の本屋さんの経営が危なくなったのは、不況の影響や活字離れなどもあるでしょうが、一番大きいのはアマゾンなどのネット書店の台頭でしょう。
いつも本土よりも発売が遅れる沖縄では、発売日より、それほど時間が経たずに入手できるアマゾンの存在は大きいでしょうから、本土よりも相対的に町の本屋さんへの打撃は大きかったでしょう。

しかし、こうやって県外から大手書店が進出してくることで、県内の他の書店が危機感を持ち始めている。
今まではネット書店という形として見えない敵が相手だったから、直接的な危機感を持てなかったのでしょうが、こうやって「西日本最大規模の店舗面積」という非常にわかりやすい見える敵が出てきた。

記事の冒頭でも
>出店が刺激になって、県内で本を読む層が増えてくれれば

という声を取り上げていますが、読者層の底上げだけではなく、沖縄県内の書店業界全体が意識改革して取り組んでいく良い機会なんじゃないかと思います。
それが、結果として町の書店の存続に繋がると思いますし、そうしないとダメでしょう。

ジュンク堂の出店は、ネットで買っていた人たちを、町中へと引っ張り出す良い機会なのですから。


最後に
>沖縄教販は入居ビルの老朽化のため、松尾店を4月末に閉店する。

ああ、あそこ無くなっちゃうのね。職場から一番近い書店だけに、なくなるのは残念です。
いつもいつも立ち読みばかりで、ろくに本も買わずにスイマセン…。
明日、何か一冊、買っていくことにします。
タグ:日記 雑感
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